マンスリーアーカイブ

2011年June16日

ゴーヤーの種まき

連日20℃を越える季節になって来ました。

野菜の苗もたくさん出回っていますね。

先月だったか、コーヒーショップでゴーヤーの種をもらいました。今年は冷房だけに頼らず、節電に心がける為にもグリーンカーテンで涼しい空間を作りましょう!といったキャンペーンで、ゴーヤーや朝顔の種、苗を配っているのを良く見かけました。私は去年、一昨年とお庭にゴーヤの苗を植えましたが、ゴーヤにふさわしいギラギラの日照が足らずどうしても上手く育ちませんでしたが、せっかく頂いた種なのでもう一度やってみようと思います。



市販されている種袋には、あまり詳しい育て方や注意事項が記載されていないので実際植えてみようと思ってもどうしてよいやら・・・、という方の参考になればと思います。

こちらがゴーヤーの種。



ゴーヤを種から育てる上でよく聞く失敗例は『発芽しない!』ということ。ゴーヤといえば沖縄ですがもともととても暖かい場所で育つ植物。確実に発芽させるにはいくつかのポイントがあります。そのポイントさえ気をつければほぼ確実に発芽しますよ!

まずは種を植える事前準備とその時期です。種を植えるというと春先、と思いがちです。種袋にもざっくりと「まきどき4月~6月」なんて書いてあったりします。

地域によっても違うので一概にいつとはいえず、目安は1日を通して気温が20℃~25℃になる頃です。1日を通してこの気温となると春と言うよりは初夏ですね。東京であればGWは完全に過ぎて、6月にはいってからがベストではないでしょうか。そして、ゴーヤは種が硬いので、いきなり土に植えるよりお水を使って発根のお手伝いをしてあげると良いのです。



1枚目の種の写真を見てみてください。矢印の様に尖った部分がありますね?この部分を1㎜位カットします。爪切りだとやりやすいですよ。1枚目と2枚目の種の写真を見比べると違いが分かると思います。

カットした種をお水につけるのですが、1番お勧めの方法は器に脱脂綿やお化粧用コットンを敷きひたひたにお水を含ませ、その上に種を置く方法。お水に漬けると良いと言うのは意外と知られているのですが、たっぷりのお水にドボン!で発芽しなかったぁ!という話しを良く聞きます。種も生きてますからね・・・、完全に水に浸かってしまっては呼吸できません。



こんな程度のひたひた感です。そして発根するまではお水を切らさない事です。この種の事を3日忘れるとカピカピになりますから毎日様子を見て気にかけてあげる事が大切ですね。

私がこの作業をしたのが6月の4日5日位だったと思います。そして、1週間後・・・。



おっとっと!発根はこの前の日に気づいていたのですが、翌日が28℃と高温の日でなんと発芽までしてしまいました。

なので大急ぎで、芽を傷めないようにそっとそっと植え込みました。



成長してくるとゴーヤはかなり水を吸います。1日2回程度のお水やりが必要な時期も長いので乾燥しやすいテラコッタ(素焼き)よりもプラスチックポットがお勧めです。必ず野菜用の深いものにしましょう。見えないですが根の伸びもすごいですから・・・。

この日のお庭作業の相棒はお隣のロボちゃん。興味しんしんでずっと見守ってくれました。



なかなか太陽が出ず、すでに間延びしがちなゴーヤ君のその後はまたご紹介します。