人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2014年April03日
2014年April10日
毎日ことあるごとに春を感じる近頃です。
毎週末、私が通う乗馬クラブは埼玉県の比企郡鳩山町にあります。
田んぼに囲まれた環境で小川にはカモやシラサギをいつもたくさん見かけます。
あの大雪のときは、公道が使い物にならず屋外の屋根付き駐車場はことごとく倒壊、畑の野菜も無理かな…、と思っていましたがこんなに青々になりました。
太陽の力、植物の再生能力には本当に驚かされます。
雪景色を忘れさせる原っぱの草花。3週間以上溶けることのなかった鳩山の雪の下で花開く準備をしていたんですね…。
でも、途端にヤギの「あずき」に食べられてしまいます。
あずきのつながれた行動範囲だけ、草がないの分かりますか?
でも、あずきのフンがきっと良質な土を作る手助けになっていて、またそこから雪に負けない元気な植物が。
雪の重みでなぜ折れなかったのか不思議なくらいの雪柳やレンギョウも満開。
仲良しのディアナとお花見です。でもディアナは花よりも畑をのぞき込んで食べ物を探します…。
沖縄より暑く、北海道より寒いというキャッチフレーズを持つ鳩山、冬の間着込んでいた馬着ももうすぐいらなくなる季節。栗毛のマロンによく似合っている赤い馬着もそろそろおしまいかな。
馬たちと穏やかな太陽を満喫したいと思います。もちろん我が家のマグとも。
2014年April15日
香り高い希少なバラ”さ姫”を使ったHIBIYAKADAN Sweetsの主力3商品をリニューアルし、かつ以前は期間限定での展開でしたが本日4月15日より常時ご注文いただけるHIBIYAKADAN Sweets販売サイトがグランドオープンいたします。
アイテムやブランドストーリーなど、詳細はサイトをご覧ください。
サイトではもちろん香りはお届けできないのですが、サイト制作にあたっての撮影現場には1日中バラの香りが漂い、その香りに包まれてチームみんなが笑顔で順調に撮影が進みました。
サイトからも豊かなバラの香りが感じられるかのようにふんだんにバラを使ったスタイリングにしています。
繊細で上品なバラのスイーツを引き立て、また購入いただいたお客様がご自宅等でこのスイーツを楽しんでいただく際のコーディネート提案にもなるよう私たち自身で食器やリネン類も選びセッティングしています。
1カットごとにモニターをチェックして、花や小物の配置、明るさ等みんなで話し合いながら調整。
直接香りをお伝えできなくても、その雰囲気をいかに正確に美しく伝えられるかを考えながら楽しみながらのお仕事でした。
そして撮影終了後…。
本当は近くの桜並木でお花見の予定でしたが、桜は全て散ってしまい、スタジオの中でバラの花を眺めながらおつかれさま会開催。
話題の中心は目前まで迫った私たち花屋の1大イベント母の日について。
そうです、もう母の日まで1か月をきりました。
今年の母の日はバラのスイーツでお母さまとゆっくりと笑顔のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか…?
3月の末は札幌に暮らす両親のもとへ帰省していました。
町の中はだいぶ雪解けが進んでいますが、森や林はまだこの通り。
帰省時お世話になるイコロの森の乗馬クラブの馬たちと森の中へ入りました。
雪上外乗は初めて。40~50㎝くらいの深さの道も馬たちはへっちゃら。
上に飛び上がるような駈歩はダンスのようで楽しかったです。
湧水の小川で人も馬も休憩。ここの小川は白鳥も飛来するとのこと、しかももうすぐ水芭蕉が一面に顔を出すんだそうです。夢のようなおとぎの中のような空間です。
まだ白い北海道ですが、馬たちは出産シーズンに入っています。
生まれて5日のルナちゃん。
ルナとは月の意。お母さんのチャーミーが月のようにまん丸のおなかをしていたことからそう名前がついたそうです。
父母ともミルクティー色。
春の訪れを感じたのは仔馬との出会いだけではなく道端のふきのとう。
白とブラウンの森、透明な湧き水、ふわふわの馬たちとのふれあい、母が作ってくれたふきのとうのてんぷらにすっかりきれいに体の中の空気が入れ替わり東京へ戻ってきました。
札幌に離れていた4日間のうちに東京の桜は満開。
仕事の合間をぬって白金にある医科研まで桜を見に行ってきました。
バスの中でも歩いていても「さくら、今週までかねぇ…。」
と、聞こえてきますが八重桜はこれからが本番。
まだまださくら、堪能できますよぉ…。