人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2014年September04日
2014年September18日
先週末の3連休、札幌に帰省していました。
可愛がっている馬たちのいる岩内の牧場までドライブ。
北海道って、夏の花と秋の花がいっせいに咲くんですよね…。写真撮らなかったのが残念ですが、牧場の少し手前にはヒマワリ畑が広がり、牧場に入るとススキがふわふわ、野菊やルドベキアもたくさん咲いていました。
牛さんのような子は、シェトランドポニーのマーガリンです。
マーガリンには1歳半になる子供がいるのですが、名前はチモシー。チモシーは牧草の意味、草原が似合うわけです。
牧場を訪ねるときは追っかけっこをしたりグルーミングをしたりされたり…。遊び相手をかって出てくれるのです。隣の少し大きめの子はピース。優しい表情はまさに、私の心に平和を運んでくれます。
グレンは震災の時に避難区域から北海道に越してきた、相馬の野馬追の馬。
何かあるとすぐウルッと来てしまう気が弱くて、甘えん坊で、優しいグレンが私は大好きで、震災以降細々ながらグレンの支援を続けています。
ここを訪れた時には、一緒に話をしたり、タンポポを摘んだり、ブラシをかけたりしながら時間を過ごします。
コスモスが終わればもうすぐ初雪…。
次にこの子たちに会えるのは雪が積もる頃かな…。
8月最終週の日曜日は文化放送での花教室。
南フランスの浜辺をイメージしたブルーと貝殻のテーブルリース。
MarseilleやNiceのアンティーク調のブルー…。
文化放送の花教室では初めての花材、アンスリウムも添えて。なんだか船みたいだから入れました。
アンスリウムは艶やかな質感が貝ともよくマッチします。
そして昨日は、夏の花にサヨナラをして秋のコスモス登場。ヒビヤフラワーアカデミーでのレッスンです。
コスモスと秋の小花を使ったクランツブーケ。
今回はドライの枝(とてもとても細い繊維のような)をクランツ状にしてベースを作り、リングの中ではなくクランツ自体に花を挿し込んで組む手法。
どの素材も茎が繊細で組みにくかったり、クランツに茎が絡んで抜き差しがし辛く、手直しができなかったりみなさん苦労されていましたがコスモスの魅力がその苦労をカバーしてくれました。
仕上がった後はみなさん笑顔で「楽しかったぁ!」と。
優しい・・・・。
夏の疲れも出る頃です。
みなさん体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。