マンスリーアーカイブ


2009年10月02日

アフリカ報告VOL.2 『アンボセリ マサイ村~ナクル湖編』

VOL.1ではアンボセリの風景や動物たちの雰囲気を書きました。このアンボセリ、有名な民族『マサイ族』のホームグラウンドでもあり、サファリの道中でも集落そのものや家畜を放牧している姿を良く見かけます。赤茶色に染まる大地にマサイ族の纏う真赤な布は本当に美しく映えます。ナクル湖へ行く前に、マサイ族の集落を訪れたときの事を少しご紹介します。


日本のテレビ番組では『現代マサイ』はみんな携帯も持ちきれいなスニーカーを履き、時計もスウォッチ・・・。そういった一面を紹介されていますが、概ね間違いとは言えない感じです。けれど、誰もが伝統的な生活スタイルを完全に捨て、普段は近くの町に暮らし観光客が訪れるときだけ赤い衣装を纏い元の集落に集まる、という事では全くありませんでした。

けれど、ロッジにはマサイの青年が2,3人は常時待機していて収入を得る為に自分たちの集落への案内を勧誘しています。観光客が村へ入る際には入場料として30ドル支払わなければなりません。その収入でもちろん自転車や集落に数個あると便利な携帯電話などを購入しているのでしょう・・・。

私たちもいつもロッジに待機している『ジョセフさん』の村を案内して頂きました。少し離れた場所に集落がある為、私たちは専属のドライバーさんの車で向かいます。するとその横を、さっきのジョセフさんがニット帽をかぶりバイクで駆け抜けて行きました。私たちより早く村へ着き「なんとなく準備を整えろぉ」との指示を出す為なのでしょう・・・。

到着すると男女に分かれたマサイが20人位でしょうか、歓迎のダンスを披露してくれました。あらゆる所で見かけるマサイ族はみんなこのようなっ格好ですが日常においてここまでアクセサリーは着けていません。なので、ジョセフさんがバイクで走ったのは、おそらくこの豪華なアクセサリーのスタンバイの為でしょう・・・。


ダンスが終わると、伝統的な火おこしの仕方、使用している部屋の中、集落にある子供の為の学校などを案内してくれます。子供たちはみんな西洋風のお洋服を着ていました。みんな目がクリックリで・・・本当に可愛いかった。一つの部屋の一つの黒板で足し算を勉強していました。

3日目の朝、アンボセリをあとにしナクル湖へ。途中休憩で寄ったお土産やさんの風景です。


この休憩の後に数時間走る事になる大麦畑やとうもろこし畑、どこまでも続くブルーの空にライトグリーンの田園風景はあまりにも美しく写真にはとてもおさまりきれませんでした。

ナクル湖で最も有名なのは、何と言っても数万羽が湖をピンク色に染める『フラミンゴ』。この街の家々にはここナクルで見られる動物たちの絵が沢山描かれていました。



絶滅危惧種のクロサイも、ここナクルでは数回見ることが出来ました。しかも、こんな可愛いポーズで。向こうからゆっさゆっさと歩いてきたかと思ったら、ペタン。この後完全にコロンとなりお昼寝タイムのようでした。


ナクルは軽井沢や蓼科のように森が美しく水が豊か。そのせいかロッジには沢山の鳥たちが集まります。木にもほら。こんなに巣が沢山。



これは『ハタオリ』という黄色い小鳥の巣なのですが、ガイドさんの話を聞いてびっくり。オスはメスの為に4個も5個も巣を作り、仕上がりを確認させ、気に入った物をメスが選ぶそうです。確かに一心不乱に巣を作り続けるオスと、巣から出たり入ったりのメスを見ましたよ。

ナクルには一泊し、いよいよマサイマラを目指します。右側は今回の旅のドライバー兼ガイドのサミーさんです。ドライブテクニックはもちろんの事、植物の事、動物の事、ありとあらゆることを熟知する『ナチュラリスト』という肩書きを持っています。ガイドのない時は飼っている牛のミルクを売っているとのことでしたが3人のお子さんはみんなアメリカの大学へ行っているそう。沢山沢山働いているのですね、きっと。左は今回は一緒に参加した友人です。


そういえば、ロッジで名前の分からないこのツル性植物をエントランスのスタッフに聞いたところ、「僕はナチュラリストではないから分からないんだ。」と言われました。ナチュラリストはここケニアでは本当に自然のスペシャリストなのです。


マサイマラへの道中も、マサイマラでも車のトラブル発生でしたが、もはや車もガタンガタン揺れてほしいし、トラブルもないと物足りなくなっていたのでウェルカムな事件でした。それはまた次の回で・・・。

2009年10月09日

アフリカ報告VOL.3 『動物王国 マサイマラ編』

最後はいよいよ、動物王国のマサイマラです。


ナクルからマサイマラへはまたまたロングドライブです。この頃になると、旅の前半に比べ格段に視力が良くなっているようでした。ゴマ粒の様に遥か遠くのダチョウやゾウを瞬時に見分けられる様になっていた事にびっくりです。

マサイマラまでに起こった車のトラブルは、エンジンが熱を持ち過ぎてしまった事が原因の様でした。一旦止まって、助手席をひっくり返しエンジンを冷す為でしょう、近くの村でお水を貰い中に注ぎ込んでいきます。すると瞬時に沸騰した水が吹き上げてきました!そんな光景を横目で見つつも、想定外の場所での休憩が取れることは幸いでした。修理の間は、大きな荷物を背負ったロバと農夫の姿やじゃれあう子供たち、華やかな布地を纏った女性たちの姿をゆっくりと眺めている事ができるからです。


保護区に近づいてくると徐々に動物たちの姿を見かけるようになってきます。この子はつぶらな瞳のトムソンガゼル。先に訪れたアンボセリやナクルでもいつも沢山見ることができました。しっぽを常にひらひら振ってとても可愛い。朝早くに見かけたとき、若い2頭が猛ダッシュで走っていて、「まさか、ライオンに狙われているの?」とドライバーさんに聞くと、「群れ全体が忙しく走っていないから、あの2頭はただウォーミングアップしているだけ。」との事でした。


ガゼル同様沢山沢山見ることができるのはやはりシマウマです。アンボセリと違ってひたすら見渡す限りの草原(と言っても乾季なので茶色っぽいですが)が広がるここマサイマラでは数え切れないほどの大きな群れに左右を囲まれたような光景に毎日出会いましたよ。みんなこちらをキョトンと見上げ特に逃げるわけでもなくなんとなく数分見つめ合う、そんな暖かい感じでした。


草や木が豊かなせいでしょうか、アンボセリのゾウの親子よりも少しふっくらしている気がしました。まだ牙も生えていない小さな子象もよく見かけました。どうかどうか、ずっと穏やかに沢山生きてほしいです。自然の寿命を全うして欲しい。1989年、象牙取引は国際的に禁止されましたが、主に中国と日本からの需要による市場に対して年間に何千というアフリカゾウが殺されているそうです。

象と同じ様に母親と子供がぴったりとくっついて離れないのはチーター。このチーターには最終日にやっと出会うことができました。


この親子、最初は木の下に静かに座っていました。なんと、その数メートル前で車が『パン!』と、パンクするというアクシデントが。一体どうなる事やら、といった感じでしたがすぐにチーターの親子が歩き出し姿が見えなくなってからドライバーさんがタイヤ交換。けれど、ここはサバンナのど真ん中。私たちは車の中で待ちます。

できれば青々と草木が茂ったサバンナを見たかったのですが、乾季には乾季の良さがあります。草の背丈が低いので小さな子供も見つけることが容易にできるのです。ハイエナの子供やイボイノシシ子供などなど、さまざまな動物の幼い子供たちに出会うことができたのはこの季節だったからかもしれません。

けれど、草の背丈など全く関係なく遭遇したのはライオンです。隠れるどころか舞台に立ったようなこの光景!


兄弟寄りそって・・・。大きな母親は隣の岩場でどっしりと座っていました。そんな姿はやはり百獣の王。風格では負けないのがこのウォーターバック。佇む姿も、歩く姿も、走る姿も美しかった。



こちらは木の上のヒョウ。凛々しい顔でも足はダランとおっこちていました。



マサイマラで、そしてこの旅の最後のサファリで出会った圧巻の光景は、このキリンの丘・・・。動画でお見せしたいところです。このようなキリンの群れが反対側にも、奥の丘にもずっと広がっていたんですよ。その横をゆっくり走る車に、2頭の子キリンが並走する姿も、。






アフリカを訪れる前、「乱獲で仲間を失った象は気が荒く凶暴。」「ロッジに住むサルたちは物を取るから要注意」「マサイ村では物を売りつけようと沢山のマサイに囲まれて逃げ帰ってきた。」「子供はみんはスクールペンをちょうだい、と手を出してくる。」そんな話を色々と聞きました。もちろんそういった現実もあるでしょう。私たちの今回の旅で出会った光景は、アフリカのほんの一部の断片的な姿でしかないかもしれません。けれど、出会った全ての象は人間を恐れて離れていくよりも、むしろ優しい目をして近づいてくる感じさえしたし、サバンナモンキーは生まれたての子供を目の前50㎝くらいのところまで自慢気に見せに来ました。道中で出会った少年はスクールペンのことよりも、この見知らぬ人は一体世界のなんていう場所から来たの?ということと、名前はなんていうの?と純粋な質問を2つだけ私たちに聞きました。マサイ村の少女たちは私が身につけていたアフリカのピアスを見て「とても素敵。どこで買ったの?」と聞くだけで、これと交換してとか、これも買ってとは言いませんでした。(青年たちは色々と営業してましたが。)これらもまたアフリカの現実。厳しい環境に生きながらもピュアな動物たち、人々に沢山出会いました。



それから、地球はこんなにも美しい。



けれど、私たち人間の手によってどんどん破壊されている。



感動もしました。悲しい気持ちにもなりました。けれど、今アフリカに来ることができて、自分の目で、現実を、一部であっても確認できてよかった。そう思います。



ずいぶんと長々と書いてしまいました。長くお付き合いくださった方々ありがとうございます。



もし良かったら、コーヒー、紅茶、スパイスはぜひケニア産を。私はケニア産のバラを沢山商品にして世に出します。それから象牙は買わないで・・・。

2009年10月15日

メルシャンさんのオータムイベントに行ってきました

週末は、山梨県勝沼にあるメルシャンワイナリーで開催された『シャトー・メルシャン・ハーベスト・フェスティバル』に行ってきました。


このイベントではメルシャンワインの代表シリーズ『シャトーメルシャン』各種をその故郷である勝沼ワイナリーにて存分に味わいながらお料理をいただいたり、またワイン作りの歴史に触れることができたりと、さまざまなワインにまつわる催し物が開かれていました。

この日は日頃一緒にお仕事をしているワイン好きな弊社スタッフ2名とともに参加しました。さまざまなワインを美しい自然の中で味わう事のできること自体で大満足なたちでしたが、やはり私たちはお花屋さん。おおはしゃぎで楽しむ事の出来た体験コーナーがありました!


それはこちら。生花の花びらをプレスして作るオリジナルワインラベル作りコーナーです。



このように真白なワインラベルに花びらを好きなようにレイアウトして、薄手の布、プラスティックシートを重ね硬い棒でゴリゴリと力強く擦ります。



すると、ほら。



こんなに素敵で、可愛らしい、世界にひとつのオリジナルラベルの完成です。しかも、1枚100円で体験できました!!3人ともこの場で販売されていた制作キットを購入し、しばらくはまってしまいそうです。



それから、こちらも初体験のブドウ踏み。良いワインができることを願い、ワイン娘が素足で樽のブドウを踏む伝統的な風習にちょこっとだけチャレンジしました。




このコーナーはとにかく大盛況!沢山の方の順番待ちだった為、ごく数秒の体験でしたがフランスの田舎町のワイン娘(娘というのはもう、少々図々しいですが・・・。)になった気分。機会があればもっと本格的にチャレンジしてみたいです。



敷地内にはワインの資料館があり、担当の方が説明をしながら案内をしてくれるのですが、見てください。こんなに古い、どこかヨーロッパの古城に眠っていそうなワインを見つけましたよ!



1878年の『シャトー・マルゴー』・・・。恐れ多いですね。


11時には到着した私たち、この時点ですでに3時に。楽しい時間はあっという間です。ティータイムには、ワインで煮た洋梨がたっぷり入ったタルトと、おいしい赤ワインを。




すぐ近くにあるブドウ畑にも足を伸ばしきれいなブドウたちにうっとり。ワインも、洋梨も、小麦粉も、ラベル作りを楽しんだ花びらも、美しい景色も全ては『自然からの恵み』。そんな植物たちのみずみずしさ、自然の豊かさを五感の全てで楽しむ事のできた1日でした。

この機会を作ってくださったメルシャンさんに感謝です。そして、これからも日常的に『シャトー・メルシャン』を楽しみたいと思います。

2009年10月30日

両親の暮らす札幌へ。

久しぶりの記事になってしまいました。

私の両親はもう15年ほど前から札幌に住んでいて、以前は私も夏、冬と両親の元を訪れていましたが今回は3年ぶりの札幌でした。2泊3日という短いスケジュールの上、1日は体調が悪く寝込んでいた為あまり皆さんに見ていただけるような写真がありませんが・・・。


両親の暮らすマンションは札幌の藻岩山という観光名所にもなるような好ロケーションにあり、冬なんかはスキー板を担いで5分歩けばスキー場に着きます。藻岩山スキー場からの夜景はとても素晴らしいのです。マンションのベランダから、きれいに色づいた山々が見えました。



家の近所はどこもかしこも葉が色づき、札幌の紅葉は今が一番!といった様子。

野バラの実もこのとおり。このままリースにしたらとても素敵です。

それから、とってもとっても可愛らしい実がたくさんつく『イチイ』

このイチイの木、札幌では良く見かけます。アイヌ語で「オンコノ木」と言うようで母もオンコノ木といってました。お庭の垣根などに良く使われています。葉はモミの木のよう。常緑樹です。それこそ、このイチイだけでシンプルにリースを作りたいですね。アクセントに少しだけ、斑入りのヒイラギをあしらったり、宿り木をひっかけたり・・・。


札幌は充分都会ですが、車で30分も走れば温泉地に到着します。今回は日帰りで白樺温泉へ。観光地と言うよりは市民が休日に訪れる小さな温泉です。両親の愛犬、マルチーズのMEIちゃんも連れて。

3、4人入るのがやっとの露天は白樺に囲まれ、黄緑色のガラス玉みたいな実を付けた宿り木がたくさんぶらさがってゆらゆら揺れていました。宿り木大好きです。


メイちゃんももう年なので、もう少しまめに札幌に足を運ばないと・・・。