人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2012年May15日
2012年May17日
例年ゴールデンウィークは母の日の出荷の為、忙しく働いていることが多いのですが、今年は母の日が遅く、ゴールデンウィーク後に出荷地へ入ることになっていた為、お休み期間中は本当にのんびりすることができました。
家にいる時間も長かったので、毎朝パンジーの水浴びにお付き合い。
パンジー満足。シロはあんまり好きではない水浴びですが、パンジーは大好きで私が顔を洗っていたりするともう我慢できずに私の肩に飛んできて催促するのです。
暖かくなって食欲倍増のマグは・・・。
牧草に食べられちゃってるよぉ!!。
毎年馬事公苑では、ゴールデンウィークに大きなホースショーがあります。私はいつも仕事で行くことができなかったのですが、今年は良く晴れたこどもの日、念願のホースショー見に行ってきました。
ホースショーでは全国の優秀選手による障害飛越競技が行われたり、いろいろな種の馬の紹介があったり触れ合えたり・・・。
お花のコンテナにも馬のマークがついてて可愛いです。
馬の紹介コーナーで一際可愛かったのがフランスからやってきた女の子、ピノータちゃん。普段はホースショーで活躍しているピノータ、この日はピンクのお花をくっつけて、前髪も三つ編。なんだか自慢げな表情です。
とっても立派なたてがみが自慢のイェンドリックはベルギーからやってきました。馬事公苑では普段、馬車をひいているそうです。ピノータよりもずっと大きくずっしり。
こういったイベントの日でなくても、馬たちがのんびり放牧されていたり、運動をしていたりするのでお散歩するだけでもとても楽しいですよ。馬事公苑の馬たちは日頃からたくさんの人たちの目に触れる機会が多く、見られることのプロフェッショナルなので、もしピノータやイェンドリックたちに会えたら、優しく声をかけてあげたり、褒めてあげたりしてみて下さい。きっと嬉しい表情をしてくれますよ。
のんびりとしたGWを終え、7日から12日までは私が担当する母の日商品の出荷地大阪へ。7日は、夕方少し時間があったので京町堀というちょっと素敵な町を散歩していたら、きれいなバラの香りが漂ってきました。
大阪の大都会、オフィス街の一角にひっそりとたたずむようなうつぼ公園には結構な規模のバラ園があり、漂ってきたバラの香りはこのバラ園で咲き始めたバラたちからのものでした。
明日からは12000件の出荷に追われ、嬉しいけれど大変!と思っていたのに、その前にこんな素敵な場所にたどり着いてしまって、まるで観光客のように何時間もバラを激写。
斑入りの葉がとてもきれいなこのバラは、私も初めて見たバラです。残念な事にまだつぼみが硬く、「咲いたら写真を送ってね」と大阪のスタッフにお願いしておきましたので画像が届いたらまたご紹介したいと思います。
このバラ園の主(?)ではないかもしれないけれど、バラ園を見下ろす高台には私の憧れのワンちゃん『グレートデン』。
この風格と威厳はライオンキングならぬワンワンキング。バラ園の監視が日課のようでした
と、観光レポートのようですが、翌日からは出荷地に入りしっかりとお仕事して来ましたよ!みんなで力を合わせて12000件。出荷無事完了です。たくさんのお母さんの笑顔が生まれたことを願って・・・帰りの新幹線では物思いにふけっていました。
数あるフラワーショップの中から私たちにたどり着き、私たちの商品を選んでくださったみなさま、心からありがとうございました。
母の日間近の週末は、子供たちと一緒に房総へ行ってきました。毎年この時期に行うイベントで、抽選でご招待したお子さんお母様たちと一緒にカーネーション生産者さんを訪問し、カーネーションの花摘みと摘んだカーネーションでお母さんのためにアレンジメントを作ると言う企画です。
まずは花摘み。沢山の子供たちで溢れているのですが・・・、子供たちが見えない・・・。
花屋さんで見かけるケーネーションはせいぜい40~50㎝、けれど生産の段階ではこのように子どもたちの姿をすっぽり覆ってしまうほど背高のっぽなのです。それは子供たちもとても驚いていました。
カーネーションを摘み終わったら、アレンジメントレッスンです。行きのバスの中、「今日は何を一番楽しみにしていますか?」とみんなに質問したら、沢山の子供たちが「きれいなアレンジメントを作ること」と、答えてくれました。どんな風に仕上がるのか楽しみです。
どんどん自分で作業を進める子、少しだけお母さんに手伝ってもらって一緒に作る過程を楽しんでいる子、そんな姿を見ているととてもほのぼの、嬉しい気持ちになりました。
本当にびっくりしてしまったのは仕上がりのきれいな事!
お気に入りやメインのお花を選んで、そのお花が一番きれいに見えるようにアレンジする事、所々に葉っぱを入れることでお花がよりきれいに見えること、前ばかりではなく忘れがちな後ろ側にもお花をいける事、などなど最初に伝えたアドバイスをしっかり守って、みんなとてもきれいに仕上げてくれました。
最後に思い思いのメッセージを添えて・・・。
私たちスタッフも、たくさん笑って、すがすがしい気持ちに包まれた本当に良い一日でした。