マンスリーアーカイブ


2009年December15日

雪化粧の富士山

久しぶりの記事になってしまいました。

先週、日帰りで勝沼のお気に入りの場所『ほったらかし温泉』に行ってきました。山の上なので甲府盆地を見下ろし目の前にはドカンと富士山という立地です。夜だと夜景が美しく露天に入りながら銀河鉄道の夜を体感している感じです。



お風呂自体にはカメラが持ち込めませんので雰囲気をお伝えできないのが残念ですが、ぜひ行ってみて頂きたい場所です。これからスキーシーズンですし長野や山梨へお出かけになる方も多いのでは・・・。そんな時はぜひ。ホームページもあるみたいなので見てみてください。



帰りに見かけたポニーちゃん。チョコレート色で可愛かったのでパチリ。



ポニーと言えば、最近お仕事で馬の顔のフレームアートを作りました。ある企業さんからのオーダーだったのですが女優の黒谷友香さんあての物でした。黒谷さんはもうずいぶん昔から乗馬が趣味なのだそう。愛馬が白い馬なので、白馬をモチーフにというオーダー。




ホームページで馬の顔のアップ画像を探し、その写真を元にデッサンをおこして型紙を作り、立体的なベースにバラの花びらをはりました。彫刻家のような作業でとても楽しかった!喜んで頂ける事を願って・・・。

話しは全く変わりますが、明日はまたまた楽しみなお仕事の日です。プライベートでも大好きな紅茶専門店、銀座のマリアージュフレールさんでクリスマステーブルコーディネートのデモンストレーションをさせて頂きます。昨年に引き続き第2回目なのですが、今年は2つのテーブルを皆さんに見ていただきます。当日サービスして頂く紅茶からイメージを膨らませ、デッサンをしながらプランを練ります。明日の様子はまた報告させて頂くとして、今日はこんな風に準備しています、というデッサンを掲載します。

イベントが終わりましたらたくさんの写真で当日の様子をご報告させて頂きます。

2009年December28日

クリスマスも終わってしまいました

みなさんこんにちは。
みなさんはどんなクリスマスをお過ごしになりましたか?
今日は先日銀座の紅茶専門店マリアージュフレールで行ったクリスマスイベントの様子をご覧頂きたいと思います。

どんなイベントかというと、マリアージュさんで紅茶と今年のブッシュドノエル(クリスマスの薪型ケーキ)をいただきながらクリスマステーブルコーディネートのデモンストレーションをご覧いただき最後にちょっとしたレクチャー(今回は小さなキャンドルアレンジ)でアレンジメントを制作するという盛り沢山の内容です。

個人的にも大好きなマリアージュフレール、せっかくなのでマリアージュさんの紅茶からイメージを膨らませてコーディネートを考えていきました。今回サービスして頂いた紅茶は2種。『NOEL』と『GRAND BOIS CHERI~偉大なる森~』。まずはノエルにちなんで北欧のオーソドックスなクリスマス、Red&Whiteのにぎやかでどこかユーモラスなコーディネートです。

ノエルの赤いコーディネートでポイントとなるのは徹底的に赤を繰り返し使うことでしょうか・・・。ビビットなカラーなので、きつい印象にならぬようキャンドルもお花もコロンと可愛らしい球体の丸い物をたっぷりと使いました。目に付く自然素材のニワトリ?アヒル?にも意味があります。 キリストが馬小屋で生まれたときに麦わらにくるまれていた事に由来しデンマーク(スウェーデンもそうだと思います)ではクリスマスに麦わらでできたオーナメントをよく飾ります。そのことをユーモラスに表現しています。足元にはとっても素敵なマリアージュサンの茶器を置いて・・・。

続いて、グランボアシェリ~偉大なる森~がテーマのテーブルを。

森の静けさと生命力を描いた少し神秘的なコーディネートです。パープルのグラデーションは森の奥深くにきらめくオーロラを連想させます。 春を待つ球根花や森に生きる動物達の静かな躍動感が私なりのコンセプトです。寒く冬の長いデンマークならではのキーアイテムがあります。

それは、球根花の代名詞『ヒヤシンス』
春のお花をクリスマスに?と思われる方も多いでしょうが、ポインセチアに並んでの人気者。 長い長い北欧の冬はもう午後3時になれば真っ暗でふくろうが鳴き始めます。森は霧氷で真白になり、色といえば葉の落ちた木々のダークブラウン。 そんな状態が何ヶ月も続くので、北欧の人々にとっての『春』はそれはそれは特別なもの。つまり、雪と闇に閉ざされた世界に明るい春を香りと共にいち早く届けてくれるのがヒヤシンスなのです。

小さなグラスにカーラーサンドと球根を入れれば可愛らしいテーブルフラワーに。お客様へのプチギフトとしてもとても喜ばれます。

こちらはクリスマスローズ。花のない冬の時期にいち早く花開くクリスマスローズ。私が冬のデンマークで一番好きだった風景は小さく小さく足元にありました。2月に、まだ雪深い道を歩いているのポコポコッと雪が盛り上っている個所がたくさん見つかります。よく見ると「よいしょ!」と全身を使って雪を持ち上げるスノードロップたち。その光景を、クリスマスローズのお花で再現しています。

春は人間だけではなく動物達にとっても待ち遠しいもの。 芽吹きを待つシカの夫婦をデコレーションの中心に。 氷の様な茶器はマリアージュサンのものです。 ご参加頂いたお客様にはこの森がテーマのコーディネートが大人気でした。

動物達との暮らしが長いせいかどうしてもコーディネートに加えたくなってしまうのです。 我が家の小鳥ちゃんたちにはお花の形の新しい鏡、ウサギのマグには 小松菜とリンゴのミルフィーユがクリスマスプレゼント。 カメたちは冬眠中のためクリスマスプレゼントは春までおあずけです。

さてさて、今年は最後の記事になると思いますがどうかみなさん 良いお年をお迎え下さい。

石井