マンスリーアーカイブ


2009年August10日

8月7日花の日イベント

8月7日は87の日(花の日)という事でビジネスパートナーのシーライント東京さんの客船シンフォニーでお花とクルージングを楽しむことのできるイベントを開催しました。


「花のある暮らし」サイトで展開中のひまわりをコンセプトフラワーに船内のお部屋をひまわりで装飾したり、会場となるお部屋にはフラワーバー(仮設のお花屋さんのようなものです)を設置し、お客様のご要望に応じてブーケを制作しプレゼントさせて頂きました。イベントにお申し込み頂いたすべての方に当日はひまわりを連想させるフレンチのコースお料理をお楽しみいただき、このフラワーバーでのブーケはすべて私たち日比谷花壇からのプレゼントとさせていただきました。

見てください。椅子の背もたれの部分にはクラシックな船の模様が描かれています。お部屋はブルーとホワイト、ブラウンで統一されたとても素敵な空間でしたよ。卓上のお花はコンセプトフラワーのひまわりです。ごく普通のひまわりでは面白くないので、東北八重という豪華な八重咲きのものを使用しました。客船らしくタッセルを添えて・・・。


この日のお料理はイベントオリジナルのものでシェフの方がひまわりをイメージして特別に考えてくださったもの。メニューを見ると、ソースがイエローカラーであったり、黄色いパプリカが使われていたり、あぁ~お客さんとして参加したかった・・・。



お食事が終盤に差し掛かりデザートになった頃にフラワーバーオープンです。男性も積極的にお好きな花を選ばれていらっしゃいました。



お花を作りながらお客様と沢山のお話をする事ができました。ご主人のお誕生日のお祝いでご夫婦で参加された方や、お母様のお誕生日にご家族で参加された方、小学生の息子さんを連れて参加されたお母様、お花が大好きなご友人と栃木からご参加下さった方、お花の先生。皆様のお話にそれぞれドラマがあり、そのお話をブーケに盛り込む作業はとても楽しく私自身にとっても本当に素敵な思い出になりました。


ランチ、サンセット、ディナーと3クルーズ行われたイベントでしたがディナータイムの夜景は特に美しかったです。海の上から見るレインボーブリッジ、行き交う屋形船、そんな光景をお部屋からもデッキから眺める事ができるのです。




大切な方との記念日やお友達とのランチ、ディナー、ご自身へのご褒美などぜひ今度シンフォニーさんをご利用下さい。季節ごとに色々なイベントが開催されていますよ。音楽がお好きな方ならミニコンサートがセットになっているプラン、お食事を楽しまれたい方には季節ごとの商材にこだわったプラン、ビュッフェプランなどパンフレットやホームページを眺めていると夢が膨らみます!本当に、ぜひお勧めです。

http://www.symphony-cruise.co.jp

私もフラワーバーの花を少し持ち帰り、お部屋に爽やかな空気が流れました。大好きな白いポンポンダリアとフリンジ咲きのトルコキキョウ。ユーカリの香りにも癒されます。けれど明日からお盆休みで蓼科に行ってしまいます。なので、このブーケはすぐに祖母へのお土産ブーケになりました。お盆開けに、真夏の蓼科報告させて頂きます。


2009年August21日

夏の蓼科は爽やかでした

みなさんは夏休み、どのように過ごしましたか?

私は蓼科の森の中でゆっくりと過ごしました。高山植物の美しい駒ケ岳に行ったりお庭のお花を生けたり、お仕事ではなく自分自身のために花たちと触れ合うための時間を沢山持つことが出来ました。



マグも庭に出ると、本能がよみがえるのでしょう・・・。目がキラッキラになり猛ダッシュで走ったり、草を食べたり、風を感じてボーっとしたり・・・。

夏の蓼科は野の花が沢山咲いています。

ルドベキア、ベルガモット、山アジサイ・・・。小鳥たちの声を聞きながらシャンパンクーラーに投げ入れてみました。


色々と手を加えるよりも、こんな風にさらっと生けるだけで充分にきれい。

友人の息子さん、小学生の昌平君と一緒に夏休みの自由工作もがんばりました!

お庭に落ちている枝を使ってバードハウスを作ったり、馬を作ったり。枝とワイヤーを使った作業に戸惑いながらも大作が出来ました。

とーっても晴れた日は早起きをして駒ケ岳へ・・・。

ハードな登山ではなく、バスでうねうねと進み、ロープウェーでほぼ山頂まで行けるこの駒ケ岳は体力のない方やお子さん連れでも充分に楽しんで頂けます。


山頂はもう、カナダかスイスです。ハイジがヤギを連れてかけって来る雰囲気です。雲の上の世界なのに、高山植物に溢れていて、本当に清々しい場所でしたよ。


赤い実のなるコケモモ

妖精のスカートのようなイワカガミ。

鏡のようなつややかな葉を持つこの植物は岩場に群生しています。名前通りに。

太陽に向かって大きく背伸びのチングルマ。楚々としていてとっても可愛い高山植物の代名詞。


今回もきれいな空気を沢山吸い、緑に包まれ、花たちとふれあい、幸せな幸せな時間でした。こういう機会を与えてくれる友達に感謝感謝です。

2009年August25日

夏休み企画『親子アレンジメントレッスン』を開催しました。

週末に、お子様向け『親子アレンジメントレッスン』を開催しました。テーマは『エコ』。日比谷花壇が取り組む里山保全の一環で実施した堂ヶ島の森の間伐材を有効活用して何かに役立てる事は出来ないかと考えていたのが調度春頃だったでしょうか。それなら子供たちの夏休み自由研究にもぴったりだということになり今回の企画が無事実現しました。


お出迎えは森のオランウータン。子供たちに大人気で、このウー君と記念撮影してました。



森の健康の為に間伐した木材をこのように小さくカットし、フラワーベースの土台にします。電気ドリルで穴を開けて準備完了。子供たちのレッスンはここからです。


試験管に太いワイヤーを巻きつけて、ワイヤーの足元を丸太に開けた穴に差し込めばフラワーベースになります。細い試験管に水差しでちょっとずつ水を入れる事さえ、理科の実験のようなのでしょうか、子供たちは大喜び。イラストで簡単なマニュアルを制作したのですが、並べてあったお花の名前をマニュアルに一生懸命書き写していました。


お花屋さん気分も味わってもらおうと、使うお花はこんな風にずらりと並べ子供たち自身に選んで集めてもらいました。男の子もこっちが良いあっちが良いと楽しそうに選んでいたのが印象的でした。


選んでもらった花は自由に試験管に生けてもらいました。アドバイスは、「ちょっとずつ高さを変えたほうが自然に見えるよ。」とか、「お水につく葉っぱは取ろうね」「背が高すぎると試験管が倒れちゃうよ」とか、その程度です。まずは花と触れ合って、楽しんでもらう事が最優先でした。



器作りから始めたアレンジはみんなみんな大作です。写真では見えづらいのですが、小鳥やカエル、トナカイなど森に生きる動物たちのピックも用意してそのピックもみんなに選んでもらいました。



私自身、子供向けのレッスンは初めてでしたが男の子女の子関係なく、花をあてがいながら子供なりにバランスを考えたり、お花のきれいに見える向きをきちんと確認したり、表側も裏側も気にしながらアレンジしたりとあまり大人と変わらないことに驚きました。この日作ったフラワーベースを今後も大切に、何も特別なお花ではなく、道端の雑草やベランダの葉っぱ、お庭の小さなお花をちょこっと集めて生けてみる、そんなささやかな自然との接点を持ち続けてくれたらなぁと思いました。