人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2013年September12日
2013年September22日
秋の訪れを感じる毎日になってきました。
お仕事でもプライベートでも、身近にある植物がなんとなく秋の物になってきましたよ。
こちらは、私が数ヶ月に1度担当しているヒビヤフラワーアカデミーのレッスンで制作した秋のフラワーバスケットです。
レッドベルサイユというワインレッドのコスモスや、ダリア、ワレモコウなどこれからのシーズンにぴったりの花々を、無造作に収穫したかのような印象でバスケットに生けてゆくレッスンでした。
後ろ側は立ち枯れの秋色アジサイ。
大きな花や小さな花、主張の強い素材と繊細で折れてしまいそうな花、色の濃い素材と薄い素材、さまざまに相反する素材をごく自然に、お互いを邪魔することなくむしろ引き立てあうには意外と緻密な計算が必要で、1輪1輪をなぜその場所に、その角度で挿していくのかと言うことには理由があり意図があります。
花の一番きれいな場所はその花の顔の正面、と決めてしまわず時には横顔、また時には後姿、思い切って花ではなく茎の曲線を一番美しく見せてあげる、といった工夫がとても大切でそれには素材1本1本をくまなく観察していく作業が必要ですね・・・。
と、ついついレッスンでのお話しに熱がこもってしまいました。
毎週通っている乗馬クラブの近くにもコスモスが咲き始めています。
馬たちは・・・。
風が吹けば少し涼しく、気持ちのよい季節の到来で食欲もますますアップです。
馬にもやっぱり好き嫌いがあり、甘い果物のバナナやリンゴは大人気。でも、このネロはバナナが大嫌い。けれどニンジンがキライな馬にはであったことがありません。
大きな顔のボンちゃん。小さいなニンジンをペロリかと思ったら、「このままでは大きいけどぉ」と、一生懸命小分けにしながら食べていました。ボンちゃん女の子だから上品なんですね。
みなさんも、たくさん食べて夏の疲れを癒しましょう!!
いよいよ9月。冷房いらずの夜にホッとしている今日この頃です。
今日は8月末~9月に入ってからの色々なお仕事を記事にしたいと思います。
まずは毎回担当している東京ガールズコレクションのお仕事。
今回の会場は埼玉スーパーアリーナです。エントランスに飾られる来場者の記念写真スポットをお花で作りました。
木工屋さんにあらかじめ作っておいてもらったフレームに生花を挿していきます。
当日はこのフラワーフレームの中で記念撮影を!と長蛇の列が出来ていました。
もうひとつはイベントの中でミニライブを開いた西野カナさんの5周年記念に東京ガールズコレクションからサプライズで贈られることになっているフラワーボード。
こちらはアートフラワー。近くで見ても生のお花か造花か分かりません。
近頃の造花は本当に良くできていて、いろいろなシーンに大活躍です。
先週は珍植物マスターの営業マンにくっついて、館山のとある生産者さんのハウスに見学に行ってきました。
その名も『エクゾチックプランツ』さん。(正しくはエキゾチックでは・・・?と思いましたが・・・。)
ハワイやアフリカ、アジア諸国の非常に珍しい植物たちを輸入、生産、販売されていらっしゃる生産者さんです。
ハウスの入り口にはさっそくいろいろな熱帯スイレンが・・・。
ハイビスカスも見たことのない品種がたくさん!もう感動ものでした。
この白いハイビスカスは小指ほどの大きさ。あまりの愛らしさに大はしゃぎしてしまいました。
ハイビスカス以外にも驚いたのが時計草のあまりの珍品種の多さ。
何がどうなっているのか・・・?って言うような花。
見たことがないどころか、こんなに情熱的な色の時計草があることすら知りませんでした!
プルメリアのワインレッドだって初めて。沖縄でもマレーシアでもアフリカでも見たことなかったのに、千葉で出会うとは・・・。
コレは何だっけな・・・?やっぱり見たことない。
熱帯植物のカラーパレット、まさにエクゾチックプランツ。
ワンちゃんまでなんだかエキゾチック!名前は「エクちゃん」・・・(笑)シーサーみたいで、対で飾りたくなります。
ハウスにいたカエルさん。
飛行機に乗って小旅行に出かけたような楽しい楽しい1日でした!!
あの親指姫みたいなハイビスカス、ほしいなぁ・・・。