人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2016年April07日
2016年April11日
先週の雨でだいぶ桜も散ってしまいましたが週末、とっても素敵な日本の風景の真ん中に思いがけず入り込んでしまいました。
時々お世話になっている在来馬の牧場のあかりちゃんと一緒に桜の丘に行って来たのですが、偶然居合わせた地元の方があかりとの写真を写してくれていたのです。
この日の桜はちょうど満開で、時折吹き抜ける風に桜の花びらが躍りまさに花吹雪・桜吹雪
チョコレート色のあかりの馬体がひらひらと舞う桜の花びらを映し出してくれています。
この場所は、埼玉県深谷市の小高い丘の上にある『農林公園』という場所。
農林公園までは畑のあぜ道を抜け林の中を抜け、パカパカ30分から40分。
その道中も菜の花や花にら、ムスカリ、水仙、桃の花や畑の緑が美しく穏やかで心が和みました。
桜の丘に到着。
なぜなぜ?だ~れもいない・・・。土曜日の良い時間に。
この広い緑の丘と数えきれない桜をまさにひとり占め状態だったのですよ…。
あかりはもちろん桜よりも青草。のんびり草おやつ中のあかりを眺めたり、一緒に花吹雪の中を歩きながら、私にとっての幸せな時間とはこういうことだとかみしめていました。
桜にも青空にもあかりにもタンポポにも偶然出会った地元の方にも、時間と時を共有したすべての物事に感謝感謝感謝の一日でした。
こういう日本の里山の風景、知らないだけで日本のありとあらゆるところに残っているんでしょうね…。
農林公園はポピーも有名。また季節を変えて訪れようと思います。
2016年April20日
快晴の4月16日、抽選で当選された10組29名のご家族とともに千葉県房総半島まで行ってきました。
冨里のカーネーション生産者さんのハウスを訪れ、カーネーションの摘み取り体験をした後、摘み取ったカーネーションを使ってアレンジメントを制作し、お母さんへプレゼントしようというイベントです。
房総半島という場所柄、お弁当を食べに立ち寄った道の駅も素敵な花々に彩られていました。
バスの中では弊社若手スタッフがこの日のために準備した紙芝居で、花にまつわるクイズを行い和気あいあいとスタート。
ハウスに入ってまず子供たちが驚いていたのはカーネーションの背の高さ。子供たちにとっては迷路。
明るいアレンジメントになるように、いろいろな色を摘み取ってもらいました。
私も・・・。
アレンジメント教室の場所へ移動しいよいよアレンジメント教室です。
参加されるお子さんたちは小学生までなので、難しい、できない、というネガティブな感情を持たないように簡単なラウンド型のアレンジで、1輪1輪順を追って一緒に挿していきます。
挿す位置は一緒でも、そこに何色の何の花を使うかは子供たちの自由。一生懸命1輪1輪の花を眺めながら、次に挿す花を選んでいる姿が印象的でした。
カーネーションやガーベラを使って、まあるくまあるく。
それができたら今度は小花で空間を埋めていきます。
きちんとほめて、1か所か2か所アドバイス。そうすると子供たちの集中力が高まりどんどん熱心に取り組むようになるんですよね。
そして完成!!
花を摘んでいる時、アレンジが上手に完成した時、子供たちの笑顔は本当にお花のようでした。
子供たちには、別室でお母さんあてのお手紙を書いてもらい、その間に私は帰りのバスの中で行うじゃんけん大会の景品となる花束作り。
最後は親御さんたちも一緒に記念撮影です。
会場を提供して下さったみなさんにもお礼にプレゼント。
バスの中でのじゃんけん大会の景品は、2位が私制作の花束、1位はディズニーのフリーペアチケット。
2位で花束を手にした女の子のお母さまがバスを降りるとき、「娘はディズニーとチケットよりもこの花束のほうが良かったから、と喜んでいました」と教えてくれて感涙。
若手スタッフ中心に丁寧に準備を進め、お天気にも恵まれ、素敵なお客様方の笑顔にたくさん包まれ、私自身本当に幸せで心温まる1日を過ごさせていただきました。
この場をお借りして、本当にありがとうございました。
少し肌寒い雨の朝ですね…。
今日の雨予報を見て、昨晩は大慌てで近くの目黒川へ夜桜散歩。
川縁の桜は川の流れに花びらが躍る散り際が一番美しいですが、まだそれ程散る様子もなく…。
でも今日の雨で、桜たちは水面を大行進ですね。
お昼は毎年恒例、職場の近くのお寺でお花見です。
境内は絨毯。
桜を眺めに目黒川やお寺、公園に訪れる人たちを眺めていると、老若男女誰にとっても桜は特別なものなのだなぁと感じます。
先週は珍しく40分ほどかけて徒歩出勤しました。
明治通りの桜並木を抜け、有栖川公園の中を歩き、いろいろな桜を見ながら。
染井吉野が終わると次は八重桜。
近くにとっておきの八重桜があります。また追ってご紹介したいと思います。