人々の一生に100の花・1000の花を咲かせる仕事----。
日比谷花壇「花のある暮らし」メインデザイナー石井千花のブログです。
2011年February08日
2011年February21日
突然大雪に見舞われたり、やっぱりまだ寒い今日この頃ですが、植物たちはそんな寒さに惑わされる事なくしっかり春の準備を進めています。
11月に植え込んだ球根たちも勢いよく芽を出しています。
昨年植えた球根は変わり種の水仙が多かったので花が咲くのが楽しみ。2枚目の写真の子はつぼみも膨らみつつあって、3月の頭にはきっと純白の花を咲かせてくれるでしょう・・・。
冬、花のない季節に沢山の花を付けてくれるのがクリスマスローズ。
私はこのクリスマスローズが大好きで、純白、グリーン、黒、斑入り、いろいろな花色の種類を育てています。
クリスマスローズには伝説があります。
『イエスキリストが誕生したとき、羊飼いの少女が星に導かれ、生まれたばかりのイエスに対面しました。お祝いをしたくても、寒い冬で摘む花さえ見つからず泣いていると、そこに天使が現れて雪をすくいあげ、雪の下に咲く花を見せました。少女はその花を摘んでイエスに贈り、キリスト生誕を祝福したと言われています。』その花がクリスマスローズ・・・。雪の中でも太陽のような雌しべ雄しべですよね。
お庭に花が少ない季節も、テーブルに春の花を咲かせることができますよ。
このティーカップは私の一番のお気に入り。以前も紹介した事のあるフィンランドの陶器メーカー『ARABIA』のアンティークです。デンマークとフィンランドは同じ北欧ですからうなずけるのですがデンマークの春の森に咲いていた花が全て描かれています。スミレ、オオバコ・・・。
裏側にはタンポポ、プリムラ・・・・。
柄や色、見た目の美しさだけでなく北欧の食器は厚手でとてもとても丈夫。お気に入りの食器も飾っておくだけでは本来のお役目を果たせません。お気に入りの物こそ日常のさまざまなシーンで会話する様にたくさん使ってあげたいと思うのです。その点このARABIAは少々ぶつかってもびくともしませんよ。アンティークだけでなく現行デザインの物も素敵な物がたくさんあるので探してみてください。
さて、話しは変わって先週の嬉しい出来事!我が家のマグにも会ったことのある職場の仲間から可愛い可愛いバレンタインチョコレートをいただきましたぁ!!
中にもマグがいましたよ。しかもマグの大好きな葉っぱやニンジンまで・・・。
もったいなくて食べられません。すでに1週間たっていますが、もう少し眺めてからいただきます。
ありがとー!
今日はよく訪れる蓼科の素敵なスープやさんをご紹介します。
名前は『SOUP YATSUGATAKE』。(HP) こんな雰囲気です。
おそらく古い日本家屋をリフォームして、その土地にも建物にも優しいお店作りが心地良さにつながっている気がします。いつ訪れても空き瓶や空き缶のような物にお花が無造作に飾られていてさり気ない感じが心温まる雰囲気です。
看板奥の毛玉はモップ???
いえいえお店の看板猫、大きな体の『チビちゃん』です。
ソファーでお昼寝していたり、お庭を散歩していたり、時には屋根裏からドカン!と飛び降りてきたり、そのチビちゃんの空気感もゆるーい感じで和むのです。
今回は窓辺にスミレのポットが飾られていました。
まだ寒い信州の窓辺に春の訪れの象徴『紫すみれ』・・・。素敵です。
窓の外には南アルプス。まだ雪景色。
この日のスープはかぼちゃのスープグラタン。サラダやマリネが添えられて、体にも心にも優しいほんわかランチ。
今年の雪景色はこれで見納めでしょうか・・・。雄大な南アルプスの景色です。
それからちっちゃな雪だるま。
ほかほかの雪見温泉。には雪が少し足りませんでした。